院長Blog

2021.05.19更新

世の中にはリンパマッサージなどでリンパの流れを良くしてむくみを改善する施術などがありますが、そもそもリンパとは何なのか?

 

リンパとは
血管のように全身に張りめぐらされた【リンパ管】と、その中を流れている【リンパ液】、リンパ管の中継地点である【リンパ節】の総称です。

 

リンパ


体内を流れる液体の代表的なものといえば血液ですが、リンパ液も体液のひとつです。まず、血管を流れる血液の約90%は、動脈から静脈に流れて心臓に戻ります。静脈に流れなかった残りの約10%の体液は、リンパ液となりリンパ管を通って静脈に戻ります。前者の血液と心臓の流れを「循環器系」と呼ぶのに対し、後者の流れを「リンパ系」と呼びます。

 

リンパ

 

「リンパ」が体内においてどんな働きをしているのかを、できるだけ簡単にお話します。
「リンパ系」の役割は大きく2つ。それは、細菌や異物が体内に入らないようにする“免疫機能”と体内の老廃物の回収と運搬を行う“排泄機能”です。この2つの役割を果たすうえで重要なのが、リンパ管の中継地点である【リンパ節】です。
リンパ管の要所に位置するリンパ節は、細菌や異物を取り込んで除去するフィルターのような働きを果たしています。体内に侵入した細菌や異物はリンパ節でせき止められ、免疫によって処理されたうえで、きれいなリンパ液になって静脈で回収され、心臓に戻ります。


皆さんが怪我をしたり、病気にかかったりすると、首の周りのリンパ節の腫れや痛みが気になるのは、まさにリンパ節で細菌や異物と戦っている証拠です。

 

なぜ「むくむ」のか?
むくみは、毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなり、皮下に余分な水分が貯留した状態をいい、毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることによって起こります。
では、どんな時にそれが起こるのかというと、血液の循環やリンパ管の流れが悪くなった時です。

とくに脚は心臓より下にあるので重力の影響で血液が心臓に戻りにくく、ふくらはぎの筋ポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きによって血液を心臓に戻しています。しかし、立ったり、座ったりしたまま体をあまり動かさないでいると、ふくらはぎの筋ポンプが働かず足の血液の循環が悪くなります。

 

mukumi

 

また、スタイルをよく見せるためにガードルなど窮屈な下着を身につけたり、着圧ソックスなどを履くと血液循環やリンパ管の流れが悪くなり、むくみにつながる場合があります。

食べ物では、塩分の摂り過ぎがむくみに直結します。体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるので、塩分を摂り過ぎるとそれを薄めるために水分を溜め込みやすくなるのです。

 

歩いて全身を動かすことで体の表面の皮膚や筋肉も動き、皮下の流れも良くなり表面にあるリンパ管の流れもスムーズなります。リンパの流れが改善されればむくみも取れ体が軽くなります。むくみを取る一番の近道は歩行なのです。

投稿者: 天神整骨院

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