
はじめに
長時間のデスクワークで「肩や首がガチガチ」「頭痛や吐き気まである」という悩みは、働き盛り世代の多くが経験しています。
実はこの肩こり、単なる筋肉疲労ではなく、体の構造(姿勢・骨格)と神経・血流・食習慣の乱れが複合的に関係しています。
構造医学の視点で身体のバランスを整え、食養(しょくよう=食事による養生)を取り入れることで、つらい肩こりを根本から改善することができます。
デスクワークと肩こりの「構造的な原因」
パソコン作業中、頭が前に出た姿勢になっていませんか?
人の頭は約5kgあります。
この重さがわずかに前方へ傾くだけで、首や肩の筋肉には倍以上の負担がかかります。
さらに猫背姿勢では、胸郭(きょうかく=肋骨のかたまり)が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素不足・血行不良・神経圧迫が起こります。
結果として、肩こり・頭痛・眼精疲労・集中力低下といった症状へ発展するのです。
構造医学では、身体のゆがみを整えれば血流・神経伝達・筋膜バランスが正常化すると考えます。
つまり、肩こり改善の第一歩は「正しい構造に戻すこと」です。
仕事中でもできる肩こりリセット法
デスクワークの合間に1〜2分でできる、構造医学的セルフケアを紹介します。
肩甲骨ほぐし(肩・背中の疲れに)
1. 両腕を大きく前後に回す(各10回)
2. 肩甲骨を上下に動かす
3. 肩甲骨を左右に動かす



















