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2025.10.24更新

デスクワーク

はじめに
長時間のデスクワークで「肩や首がガチガチ」「頭痛や吐き気まである」という悩みは、働き盛り世代の多くが経験しています。
実はこの肩こり、単なる筋肉疲労ではなく、体の構造(姿勢・骨格)と神経・血流・食習慣の乱れが複合的に関係しています。
構造医学の視点で身体のバランスを整え、食養(しょくよう=食事による養生)を取り入れることで、つらい肩こりを根本から改善することができます。

 

デスクワークと肩こりの「構造的な原因」
パソコン作業中、頭が前に出た姿勢になっていませんか?
人の頭は約5kgあります。
この重さがわずかに前方へ傾くだけで、首や肩の筋肉には倍以上の負担がかかります。
さらに猫背姿勢では、胸郭(きょうかく=肋骨のかたまり)が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素不足・血行不良・神経圧迫が起こります。
結果として、肩こり・頭痛・眼精疲労・集中力低下といった症状へ発展するのです。
構造医学では、身体のゆがみを整えれば血流・神経伝達・筋膜バランスが正常化すると考えます。
つまり、肩こり改善の第一歩は「正しい構造に戻すこと」です。

 

仕事中でもできる肩こりリセット法
デスクワークの合間に1〜2分でできる、構造医学的セルフケアを紹介します。
肩甲骨ほぐし(肩・背中の疲れに)
1. 両腕を大きく前後に回す(各10回)
2. 肩甲骨を上下に動かす
3. 肩甲骨を左右に動かす
👉 肩甲骨の動きが出ることで、首・肩・背中の血流が改善。呼吸も深くなります。
首のストレッチ(神経ストレス軽減)
1. 首を前と後ろに倒す
2. 首を左右横に倒す
3. 首を左右に捻る
👉 頸部(けいぶ)の緊張を解き、神経・血管の圧迫を軽減します。

 

肩こりを悪化させる食習慣
実は、食事内容も肩こりの慢性化に影響します。
• 甘いお菓子や清涼飲料水 → 血糖値の乱高下で疲労感が強くなる
• 脂質・塩分の多い食事 → 血液の流れを滞らせ、筋肉が酸欠状態に
• カフェイン過多 → 血管が収縮し、頭痛や眼精疲労を悪化
「忙しいから」とコンビニ食やエナジードリンクに頼る習慣が、知らぬ間に“回復しない体”をつくっています。

 

食養で肩こりを緩和する栄養ポイント
食養の基本は、「体を温め、巡りを良くする」こと。
冷えと血流の滞りを防ぐことで、筋肉と神経の働きがスムーズになります。
抗炎症・抗酸化の食材
• 青魚(サバ・イワシ・サンマ)…オメガ3脂肪酸で炎症を抑える
• 緑黄色野菜(ビタミンC・βカロテン)…血管を守り疲労を軽減
血流を良くする食材
• 生姜・にんにく・ねぎ…体を温め、毛細血管の循環を促進
• 黒酢・レモン…クエン酸でエネルギー代謝を活性化
筋肉をゆるめるミネラル
• マグネシウム(アーモンド・ひじき・豆類)
• カルシウム(小魚・豆乳)

 

実践!デスクワーク向け食養メニュー
• 朝食:玄米ごはん+味噌汁+焼き魚(代謝と血流アップ)
• 昼食:野菜たっぷり弁当(青魚または鶏肉+根菜の煮物)
• 間食:ナッツやドライフルーツ(チョコ・スナックの代わりに)
• 夕食:豆腐入り鍋+生姜スープ(冷えと筋緊張の予防)
こうした食事を意識するだけで、体の巡りが良くなり肩こりが軽くなります。

 

肩こりを繰り返さないための習慣
• 1時間ごとに立ち上がって肩甲骨と首の体操をし深呼吸をする
• デスクと椅子の高さを調整(目線が下がりすぎないように)
• 飲み物は常温の水・麦茶・ハーブティーを基本に
• 就寝前のスマホ使用を控え、神経を休ませる
姿勢・呼吸・水分・休息――この4つの積み重ねが、肩こりを「治りやすい体質」に変えます。

 

まとめ
デスクワーク肩こりは「仕方のない職業病」ではありません。
構造医学 × 食養 × 習慣改善で、根本から軽減できます。
• 骨格バランスを整えて神経と血流をスムーズに
• 肩まわりを動かすセルフケアを習慣化
• 体を温める食材で“冷えない体”をつくる
これらを意識することで、仕事の集中力が上がり、毎日の疲労感が軽くなります。
「肩こりが楽になると、仕事も人生も楽になる」その第一歩は、今日の姿勢と食事から始まります。

投稿者: 天神整骨院

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