合わせて５００歳の７人が駅伝、３時間半かけ42キロを完走/横浜

2012.05.01更新

合わせて５００歳の７人が駅伝、３時間半かけ42キロを完走/横浜

カナロコ 5月1日(火)6時0分配信

42・１９５キロを７人で走る「横浜駅伝大会」（新日本スポーツ連盟神奈川県連盟主催）が30日、横浜市港北区の樽町公園周辺で開かれ、４千人以上が参加した。メンバー全員が70歳代の「横浜深谷走友会」も約３時間半かけて完走。年齢は全員合わせてちょうど５００歳で、若手ランナーに負けない力強い走りを披露した。

　出場したのは、園部洋夫さん（71）、小林紀夫さん（71）、森秋夫さん（72）、柴原和可さん（74）、民部田貞吉さん（70）、照井善二さん（71）、田沼幸男さん（71）の７人。

　横浜深谷走友会は、同市戸塚区のジョギング愛好家が集まり１９８４年に結成。同大会には20年以上前から参加し、昨年の大会後、メンバー15人のうち年長者７人の年齢を足すと翌年には５００歳になることに気付いた。

　大会に向けて練習を重ねてきたが、２００８年の東京マラソンを完走するほどの健脚で最年長の柴原さんが半年前に膝を手術。「みんなで出場しよう」とメンバーが励まし、１カ月前に練習を再開したという。

　大会では全員が目標タイムでゴールした。大会冊子の自己紹介欄には「われら５００歳チーム。老いてなおチャレンジ精神」と書き、周囲を走る20～30代のチームから声援を受けた。

　最年少の民部田さんは「仲間がいるから楽しみながら走れる」と笑顔。膝のけがを乗り越えた柴原さんは「次は全員で６００歳を目指したい」と話していた。

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